2012年4月9日月曜日

9月のビデオカメラ販売台数30%増

市場調査会社「ジーエフケーマーケティングサービスジャパン」(東京都中野区)は、9月のビデオカメラ市場販売動向をまとめた。

それによると、販売台数は前年同月比30%増となり、過去1年間で最大の伸びとなった。同社は好調の要因について、(1)基本性能が向上している一方で価格が低下し、買い替え需要が進んだ(2)薄型テレビの普及で、再生時の高画質を求めるユーザーが増えた-などと分析。これに運動会や秋の行楽シーズンを迎えたことで、売れ行きに拍車がかかったとしている。

同社によると、性能面ではSD画質(標準画質)からHD画質(ハイビジョン画質)への移行や望遠機能の強化などが進んだ一方で、平均価格は昨年9月に比べ、約1万7千円値下がりしているという。売れ筋は「記録媒体がメモリーカードと内蔵メモリーの併用方式・本体重量300グラム以下」のビデオカメラで、販売数の6割を占めた。同社が全国の家電量販店約4千店などの販売データを基に集計した。